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クリエイティブ起業のすすめ

デジタルコンテンツなどのクリエイティブ分野で起業を目指す人に向けて、自分の体験をベースに役立つ考え方やノウハウを提供したいと思っています。

モデルは、天才起業家イーロン・マスク 「アイアンマン」

成功した起業家のモチベーションは?
子供たちと観た「アメージング・スパイダーマン2」「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」が面白かったので、DVDで「アイアンマン2」を見直してみた。

 

アイアンマンの主人公、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、天才発明家にして億万長者だ。ハリウッドには、この手の大金持ち主人公の映画が多く、最近では「華麗なるギャツビー」「ウルフ・オブ・ウオールストリート」があった。主人公たちの職業は、全て起業家である。

 

アイアンマンを観ていて気になったのが、成功した起業家の日常だ。放蕩しているだけでは、エネルギーは満たされない。何かをモチベーションに生きているはずだ。それは何なのか?

 

資金と時間をつぎ込み、やりたい事をやる。半端じゃない。
アイアンマン2に、こんなシーンがある。トニー・スタークのライバル事業家ハマーが、マッドサイエンティストのイワン(ミッキー・ローク)を雇うため、金の力で出獄させる。そして、イワンを交渉のテーブルへ招待するのだが、なんとそのテーブルは、ハマー所有のジェット機格納庫にわざわざ設営されたものなのだ。ハマーは、フレンチを食べ富豪ぶりを見せつけながら、イワンと交渉する。

 

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金持ちとはこういうモノだ、と、この映画を作った人たちは想像したのだろう。つまり、出来合いの高級レストランや高級ホテルを有り難がる人種ではなく、自分一人のために設えた空間で、世界一のコックに腕を振わせ、ようやく満足するレベルということだ。一回の食事のため、自分用レストランや別荘を建てさせるかもしれない。

 

僕には、この粋なジェット機レストランが、斬新な事業イデアに思える。

 

自分が欲しいモノ・サービスを、自分で作る。商品開発そのものだ。
もう一つ、こんなシーンもあった。ライバル・ハマーの会社に優秀なリアクター(原子炉)を作られてしまったトニーが、夜中に起死回生のアイデアを思いつき、試作を始めるシーンだ。床や壁にドリルで穴をあけ、ロボットを使いこなし、邸宅内で陽子加速器をつくりあげ、そのエネルギーを利用し、朝までに、新型リアクターを完成させてしまう。

 

これは、引いて考えると、現実社会において、スティーブ・ジョブズビル・ゲイツがガレージで手作りコンピュータをつくり上げたのと同じではないか。お金とエネルギーをつぎ込んで、自分が欲しいもの(商品)を自分で作る。商品開発そのものだ。

 

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新型リアクターもジェット機レストランも、大金持ちが必要とするものは、庶民にだって役に立つ。起業家たちの“お遊び“は、図らずも”新型商品や新サービスの研究開発“になっているのだ。金稼ぎのプレッシャーがないところで、のびのびと楽しんで作られた商品やサービスは、全く新しい発想の商品になりそうだ。

 

事実、例えば、アップルのiパッドは、音楽好きのジョブズが音楽を手軽に楽しみたいと想い描いたことから開発が始まったそうだ。ソニーウォークマンも、創業者の井深氏が、海外出張の機内でクラッシックを聞きたいと、再生専用カセットプレイヤーを開発させたのが始まりだ。

 

お金持ち起業家が多いアメリカ。まだまだ、画期的?なものが生まれてきそうだ。
グーグルのグーグルグラス、アマゾンのドローン、ステラの電気自動車など、ベンチャー企業の新事業は、発想がどこか漫画チックだ。映画007に出てくる最新スパイグッズのようでもある。起業家が、自分の興味本位にのめり込んで開発したからかもしれない。
 

新規事業の立上げは難しいといわれる。斬新な事業ネタは、マーケティングや市場分析からは生み出されないからだ。個人的な欲求やのめり込みから新しいものが生み出されるなら、お金持ち起業家が多いアメリカからは、まだまだ、画期的?なものが生まれてきそうだ。

 

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左:アイアンマン2のワンシーン。
中:グーグルグラスを掛けるグーグルの共同創業者セルゲイ・ブリン
右:アマゾンのドローン(宅配無人機)。

 

2014/05/13執筆 再掲